市民と市政

レポート

社会的連帯経済基本法レポート 第1回

韓国で「社会連帯経済基本法」が国会を通過した。社会的企業、協同組合、マウル企業、自活企業、ソーシャルベンチャーなど、別々の制度と省庁のもとで活動してきた組織を、一つの政策領域として捉え直す法律である。くらしに必要であっても、事業として採算が取れるとは限らない。行政が責任を持つべき領域であっても、制度や所管の境界によって届かない必要が残ることがある。市場にも行政にも、それぞれの役割と限界がある。その間に生まれる空白を、誰が、どのような制度で担うのか。韓国の制度を礼賛するためではない。市場だけでも行政だけでも解決できなくなった問題に対して、社会はどのような第三のしくみを育てることができるのか。その問いを、日本の現状と重ねながら考えるレポートを始める。
コラム

なぜ、そこまでして大阪市をなくしたいのか

二度否決された大阪市廃止・特別区設置。それでも、なぜ三度目へ進むのか。なぜ「大阪市を残す案」と比較しないのか。問われているのは区割りではない。大阪市民がいま持つ「決める力」を、どこへ移すのかである。#大阪都構想#大阪市廃止#住民投票
進化する自治 vision50

公共性は、「公か民か」で決まるのか

行政は何のために変わるのか 第4回――変わる担い手、残る責任行政が担ってきた仕事を、民間企業や非営利団体など、行政以外の主体が担うことが増えている。公共施設の指定管理、行政事務の委託、PFIによる施設整備や運営。水道、下水道、ごみ処理、図書...
コラム

木陰を「公衆衛生インフラ」として考える。緑化行政の転換が必要な時代の到来

都市から失われる木陰猛烈な暑さが続いている。外出すれば、できるだけ建物や街路樹の陰を選んで歩く。信号を待つ短い時間でさえ、木陰があるかどうかで、身体に感じる暑さは大きく違う。ところが、その木陰が都市から失われている。東京大学の研究チームが、...
進化する自治 vision50

行政は利益を最大化する組織なのか

行政は何のために変わるのか 第3回――行政の成果を見る場所を変える行政改革の成果は、何によって示されてきたのだろうか。このシリーズの第1回では、行政改革によって減らされた予算、職員、施設などが、改革の成果として示されてきたことを振り返った。...
コラム

「ほかの区ではやっていません」――大阪市の24区は、なぜ24色にならないのか

行政といっしょにやろうとすると感じる空気。「ほかの区ではやっていません」「この区だけというのは難しいですね」「24区で揃える必要があります」必ずしも、そう明言されるわけではない。しかし、大阪市や区役所と地域のことを話していると、確かに存在す...
進化する自治 vision50

第5回 あなたは自分の医療情報を提供しますか

ここまで4回にわたり、個人情報保護法改正について考えてきた。第1回では、AI開発を背景に個人情報保護のルールが見直されようとしていることを整理した。第2回では、EUのGDPRが「個人情報は人格の一部である」という考え方を制度の中心に据えてい...
大阪市地方自治の現在地

第3回 参加したくなる民主主義は設計可能か

「住民は、いつ政治から降りるのか」ucoでは主に取材を中心として記事をお届けしていますが、これから4回に渡って、「政治離れ」の本当の理由を考え、「市民が参加したくなる社会とはなにか」という問いをひとつの視点として論考をまとめるその第3回。市...
進化する自治 vision50

制度は誰が止めるのか――市民が法改正を監視するためにできること

個人情報保護法の改正について、ここまで三回にわたって考えてきた。第1回では、AI開発を理由に個人情報保護のルールが見直されようとしていることを取り上げた。第2回では、EUがGDPRによって「個人情報は人格の一部である」という考え方を制度の中...
進化する自治 vision50

なぜ日本はAI競争を急ぐのか

前回は、EUのGDPRを通して、ヨーロッパが個人情報を「人格の一部」と考え、人権を基準に制度を設計していることを紹介した。AIと人権ーEUの選択GDPR では、なぜ日本は、そのEUとは異なる方向へ制度を動かそうとしているのだろうか。その答え...
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