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ucoスタッフによる日頃の様々な問題意識を雑感としてお届けしています。

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海は誰のものか❸ 海はなぜ市場に組み込まれたのか― 漁業法と再エネ政策の本質 ―

前回、沿岸では「コモン(共有資源)」であった海が、市場へと組み替えられつつある構造を示した。では、この変化はどのようにして起きたのか。それは自然に進んだものではない。制度によって設計され、進められてきた。制度が変えたもの現在の沿岸をめぐる変...
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チームラボ京都が残した違和感の正体

先日雨の中、チームラボ バイオヴォルテックス 京都(以降チームラボ京都)に行ってきた。京都駅から徒歩8分。あの立地に、あれほどの規模のデジタルアート施設を作り上げたという事実だけで、チームラボという組織の底力を感じずにはいられない。観光客で...
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海は誰のものか❷ 沿岸漁業を失うということ――それは何を意味するのか

本稿は、佐野雅昭氏の著書「日本漁業の不都合な真実」(新潮新書)に触発され、沿岸漁業と日本の沿岸開発の意味を改めて考えたものである。前回、沿岸では「利益が地域に残らない構造」が進みつつあることを示した。では、その変化は何を意味するのか。
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指定管理者「応募ゼロ」が示すものは何か

ある意味、今の大阪的な事件大阪の象徴的な文化施設である大阪府立中之島図書館において、指定管理者の公募に対し応募がゼロであったという事実は、単なる一時的な不調ではなく、制度そのものの構造的な歪みを露呈した出来事である。大阪市:中之島図書館の指...
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海は誰のものか❶――日本の沿岸で進む「コモン」から「市場」への転換

かつて、日本各地の沿岸の海は地域の人びとが共有し、使い、守ってきた「コモン(社会共通資本)」だった。しかしいま、その前提が静かに変わり始めている。気候変動や海洋環境の変化による漁獲量の減少が注目される一方で、海の「使い方」そのものが制度的に...
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「観られる前提」で設計されていない市議会

市民の話題に登らない市議会市議会という場は、本来、市民に最も近い政治の現場であるはずだ。国政でも府政でもなく、自分たちの生活に直結する意思決定が行われる場所である。にもかかわらず、その存在は驚くほど遠い。関心がないから遠いのではない。遠く感...
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100万年の子守唄を浴びてきた

水の音は記憶の奥で鳴っている100万年の子守唄を浴びるような場所がある
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空気の設計—戦前と現在と。

既視感のある時代に立っている私たちイランとアメリカの緊張関係が報じられ、日本でも安全保障や国際情勢への関心が高まっている。その一方で、「戦前の日本と似ているのではないか」という言説も繰り返されるようになった。確かに、その感覚は間違っていない...
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ウインドファームと地域の共生を再考する

―再エネは地域資源とどう共存するのか再生可能エネルギーの導入は、気候変動対策として避けて通れない政策課題となっている。日本は2050年カーボンニュートラルを掲げ、太陽光発電と並んで風力発電もその主力電源の一つとして位置づけられている。とりわ...
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「立場」を利用するポピュリズム政治

行政・政党・個人の立場を混同する戦略政治家がSNSを使って発信することは、いまや珍しいことではない。むしろ政治家が直接発信することで、有権者との距離が縮まるという側面もある。この手法は、米国のドナルド・トランプであり、大統領在任関係無しに、...
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