大阪市地方自治の現在地

2:福島区は8万人いても担い手は足りないのか

市民が参加できるまちの規模と手法について考える全4回の2回目。「8万人もいる」のに、なぜ担い手は足りないのか福島区の人口は約8万人である。数字だけを見ると、小さな地方都市一つ分の人口が暮らしていることになる。「それだけ人がいれば、市民活動も...
コラム

ルールをつくるルールがない!

民主主義とは、多数決のことだと思われがちである。しかし本当に重要なのは、多数決を行う前の「ルールづくり」である。私は学生時代、そのことを身をもって経験したことを今日のコラムとしたい。ルールを学生が作る民主的な校風通っていた学校はかなり民主的...
レポート

体内に残る化学物質――なぜ人々は血液検査を求めるのか

PFASダイキン公害調停シリーズ③第1回では、PFASによる環境汚染が全国で広がっていることを見た。第2回では、ダイキン工業製作所内で製造・排出されたPFOAが、河川や地下水、水道水へと広がっていった経緯を確認した。では、なぜ全国各地で住民...
コラム

定数削減の効果を検証する

大阪の改革とは何か?―❶大阪府議会では今年、議員定数をさらに6人削減する「0増6減」の条例改正案が可決された。これにより、2027年の統一地方選挙から大阪府議会の定数は現在の79人から73人となる。維新はこれまで一貫して議員定数の削減を進め...
大阪市地方自治の現在地

1:市民が参加できるまちの大きさとは何か

市民が参加できるまちの規模と手法について考える全4回の1回目。福島区・柏原市・三田市・箕面市を比べて考える福島区民センターを利用していて、以前から感じていた違和感がある。大阪市福島区は、人口約7万9千人、世帯数約4万2千世帯のまちである。面...
大阪市地方自治の現在地

地域活動協議会のなぜ。—「委託」と「自治」を分けない制度のツケ

夏祭りの提灯、防災訓練の放水訓練、登下校の見守り隊。地域活動協議会(地活協)は、いまや大阪市内のほぼ全ての校区に形成され、こうした営みを支える「制度」として定着したように見える。しかし現場の声に耳を傾ければ、評価は決して芳しくない。会計処理...
コラム

行政はどこで市民と出会うのか

見えなくなった「市民の声」の入口「最近の若者は町会に入らない」地域活動に関わっていると、そんな言葉を耳にすることがある。確かに町会加入率は全国的に低下している。大阪市も例外ではない。役員の高齢化や担い手不足に悩む地域は少なくない。しかし、こ...
レポート

なぜダイキン淀川製作所が発生源と考えられているのか

第1章 ダイキン淀川製作所でPFOAはいつ使われたのか大阪府摂津市にあるダイキン工業淀川製作所は、PFAS問題を考えるうえで重要な場所の一つとして、全国的に注目されている。ダイキン工業と聞くと、多くの人はエアコンメーカーを思い浮かべるだろう...
コラム

気候変動対策か、種子の民営化か

「食・農・地域――都市は何を自ら支えられるのか」第3回猛暑によるコメの品質低下や収量への影響が各地で報告されている。近年は高温障害による白未熟粒の発生や品質低下が問題となり、農業現場では気候変動への対応が大きな課題となっている。高温に強い品...
大阪市地方自治の現在地

制度疲労なのか、制度利用なのか

私自身、一級建築士事務所を運営しているが、先月から建築士制度の見直し議論が始まっている。だが、制度を変えることと、問題を解決することは、同じではないが、どうも雲行きが怪しい。そして、今回の3度目、大阪市廃止特別区設置の法定協議会開始。二つの...