大阪市地方自治の現在地

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東京都・他都市の「厚み」「思想」の差―大阪府・大阪市と商店街支援②

前回はこの15年に渡る大阪府・大阪市による商店街へのサポートの二面性をレポートした。今回は、大阪市を特別区にするしないみたいな論争の前に、東京や他都市がどのように商店街を支援しているかを俯瞰する。東京都の商店街支援 ― 重層化されたメニュー...
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二面性の15年―大阪府・大阪市と商店街支援①

「大阪の顔」という看板と実態の乖離大阪府・大阪市は、観光PRや万博誘致の文脈で繰り返し「商店街は大阪の顔」と語ってきた。黒門市場、千日前道具屋筋、新世界、天神橋筋など、映える一部の観光型商店街は、インバウンド戦略の主役として今も動員され続け...
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万博・IRの陰で薄くなる予算の大阪

大阪という都市にいま何が起きているのか。それは派手な開発の裏で、静かに進む「配分の変化」である。万博やIRといった巨大プロジェクトに資金が集中する一方で、教育や人材、そしてスタートアップといった“未来をつくる領域”への投資が相対的に細くなっ...
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「政治の型」ー大阪で起こっていること

大阪での「一強」状態の理由とは前回、小選挙区制という制度が生む政治文化について述べた。勝者総取りの構造は、二極化を促し、強い人物像を求め、単純な物語を優位にする。この制度的土壌の上に、大阪特有の政治構造が形成された。ここで言う「政治の型」と...
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大阪の小選挙区化と「強い政治」

大阪の政治を語るとき、多くの人は人物や政党から議論を始める。しかし本当に問うべきは、制度の設計である。なぜ大阪では「強い首長」が支持され続けるのか。なぜ対立構図が繰り返されるのか。その背景には、日本の選挙制度、とりわけ小選挙区制の影響が横た...
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「避難所」に行けない「一時避難場所」

大阪湾岸0メートル地帯に突きつけられた現実「一時避難場所」と「避難所」は、似た言葉でありながら、その意味も役割もまったく異なる。しかしこの違いが、災害時の現実として市民に十分共有されているかと問われれば、答えは極めて心もとない。とりわけ南海...
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夢洲IR報道の構造と自治。

夢洲IRで「語られなかったもの」2026年1月1日付、読売新聞社会面に、大阪・夢洲IRの建築計画概要書をもとにした記事が掲載された。カジノやホテルが入る地上27階建ての中核ビル。その外観は「ラスベガスのホテルに似ている」という。一見すると、...
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府市一体化による大阪市の劣化

以前大阪市は、特別区になるならないのために、グランドビジョンが描けない旨をレポートした。その騒ぎの水面下で大阪市の都市計画権限自体はすでに大きく削ぎ落とされている。2021年、大阪市は「広域的な観点からのまちづくり等に係る都市計画事務」を大...
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大阪市が失った「未来の地図」

—都構想の影に沈む10年の停滞大阪市は、この10年あまり、大阪市を廃止して特別区を制定するいわゆる「都構想(以後都構想と称す)」をめぐる「なるか、ならないか」の議論に明け暮れてきた。1回目に引き続き、2回目の理不尽な住民投票でその結果も出た...
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まちづくりの射程3ー所有から関係へ

前回は、都市計画自体が制度から関係を考えるしくみへの転換が必要だと論じた。さらに自治の主体となる私たちも意識の変容が求められていることについて論じる。所有から関係へ──都市の自治意識の転換点大阪市のような大都市では、戦後の持ち家政策をベース...
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