まちづくり

コラム

その昔、舎人が神馬を牽いて通った御馬道を訪ねる

神話にまつわる伝承を現代に再現する「にんやか田邊」の人々古代難波の宮からその名が残る田邊郷に、神馬(しんめ)が往来したと伝わる御馬道(おんまみち)があった。田邊郷は、およそ現在の東住吉区と阿倍野区の一部(桃ヶ池町、長池町)を含むエリアで、大...
コラム

なぜワンストップ行政は全国に広がらないのか

縦割り行政という昭和の遺物がゴロゴロ転がっている正直に言えば、いまだに「◯◯課へ行ってください」「それはうちの所管ではありません」と言われるたびに、昭和の亡霊に追いかけられているような感覚になる。住民としても、行政に関わる仕事をしてきた身と...
コラム

佐賀関火災・「北の大火」・木密市街地

大分市佐賀関の大きな火災でつらい思いをされた皆さまに、心からお見舞い申し上げます。不安な日々が少しでも早く落ち着き、いつもの景色と気持ちが戻ってきますように祈っております。「北の大火」という記憶大阪には、都市伝説のように語り継がれる「北の大...
コラム

エレキギターとインフラ

近年劇的に変わったエレキギターアンプとエフェクタいつも硬い話が多いのでたまには趣味の話をしよう。①かつてエレキギターは、音を増幅するアンプにつなぐだけだった。②その電気特性を利用して、音の波形を変えて効果を変える「エフェクタ」をその間にはさ...
コラム

藤井風「まつり」ミレパ「BON DANCE」

私の中での祝祭としての盆踊り最近、「祭」という言葉に触れるたびに、胸の奥が少しざわつく。にぎやかで楽しいものではあるのだけれど、そこに“祝うこと”が見当たらない、という違和感のようなものだ。私は、子どもの頃ひっそりと育んでいた祝の記憶を、ま...
大阪市地方自治の現在地

府市一体化による大阪市の劣化

以前大阪市は、特別区になるならないのために、グランドビジョンが描けない旨をレポートした。その騒ぎの水面下で大阪市の都市計画権限自体はすでに大きく削ぎ落とされている。2021年、大阪市は「広域的な観点からのまちづくり等に係る都市計画事務」を大...
コラム

「強い洗剤」への素朴な疑問

琵琶湖での「石けん運動」かつて滋賀県では、琵琶湖の水質保全をめぐって「リンを含む合成洗剤をやめて、石けんを使う運動=石けん運動」が盛んに行われた時期があった。1970年代から80年代にかけて、家庭排水に含まれる界面活性剤が湖の富栄養化を進め...
大阪市地方自治の現在地

大阪市が失った「未来の地図」

—都構想の影に沈む10年の停滞大阪市は、この10年あまり、大阪市を廃止して特別区を制定するいわゆる「都構想(以後都構想と称す)」をめぐる「なるか、ならないか」の議論に明け暮れてきた。1回目に引き続き、2回目の理不尽な住民投票でその結果も出た...
大阪市地方自治の現在地

まちづくりの射程3ー所有から関係へ

前回は、都市計画自体が制度から関係を考えるしくみへの転換が必要だと論じた。さらに自治の主体となる私たちも意識の変容が求められていることについて論じる。所有から関係へ──都市の自治意識の転換点大阪市のような大都市では、戦後の持ち家政策をベース...
進化する自治 vision50

東京<そと>から見た大阪維新と減税日本

「大阪維新の会」─地方発の熱狂と距離感東京<大阪の外>に出張すると、首都圏の人々にとって、「大阪維新の会」と名古屋の「減税日本」は、単なる同じような地域政党への熱狂に見えているように感じる。関西のマスコミでは、大阪維新の報道が連日流れている...
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