進化する自治

空家対策を含む住宅問題

大阪市空き家問題の断層<3>

4つのエリアモデルで考えてみる大阪市の人口増なのに空き家増という矛盾。都市のエネルギーが「新築供給」と「都心回廊の表層成長」に偏り、既存の住宅ストックが老朽化したまま放置される構造が定着してしまった。今回も大阪市の空き家問題を4つのエリアモ...
コラム

なぜワンストップ行政は全国に広がらないのか

縦割り行政という昭和の遺物がゴロゴロ転がっている正直に言えば、いまだに「◯◯課へ行ってください」「それはうちの所管ではありません」と言われるたびに、昭和の亡霊に追いかけられているような感覚になる。住民としても、行政に関わる仕事をしてきた身と...
空家対策を含む住宅問題

大阪市空き家問題の断層<2>

4つのエリアモデルで考えてみる大阪市の人口増なのに空き家増という矛盾。都市のエネルギーが「新築供給」と「都心回廊の表層成長」に偏り、既存の住宅ストックが老朽化したまま放置される構造が定着してしまった。さらに問題なのは、こうした構造的課題に対...
コラム

藤井風「まつり」ミレパ「BON DANCE」

私の中での祝祭としての盆踊り最近、「祭」という言葉に触れるたびに、胸の奥が少しざわつく。にぎやかで楽しいものではあるのだけれど、そこに“祝うこと”が見当たらない、という違和感のようなものだ。私は、子どもの頃ひっそりと育んでいた祝の記憶を、ま...
空家対策を含む住宅問題

大阪市空き家問題の断層<1>

人口増でも空き家増―大阪市政の無策大阪市の空き家率は17.1%、空き家戸数はおよそ28万6000戸。全国平均を上回る数字である。だが、これは「人口減少による住宅余り」ではない。むしろ大阪市の人口は増えている。都道府県別・市区町村別の空き家数...
大阪市地方自治の現在地

府市一体化による大阪市の劣化

以前大阪市は、特別区になるならないのために、グランドビジョンが描けない旨をレポートした。その騒ぎの水面下で大阪市の都市計画権限自体はすでに大きく削ぎ落とされている。2021年、大阪市は「広域的な観点からのまちづくり等に係る都市計画事務」を大...
大阪市地方自治の現在地

大阪市が失った「未来の地図」

—都構想の影に沈む10年の停滞大阪市は、この10年あまり、大阪市を廃止して特別区を制定するいわゆる「都構想(以後都構想と称す)」をめぐる「なるか、ならないか」の議論に明け暮れてきた。1回目に引き続き、2回目の理不尽な住民投票でその結果も出た...
コラム

万民思想と選民思想と

最近の講演会での出来事。先週末、東日本大震災をテーマにしたシンポジウムに参加した。その際、震災から14余年が過ぎ、その過程での行政の方法の評価や現時点での暮らし方等、多岐にわたって議論された。だがその際、国や行政の大きなしくみではなく、ただ...
進化する自治 vision50

東京<そと>から見た大阪維新と減税日本

「大阪維新の会」─地方発の熱狂と距離感東京<大阪の外>に出張すると、首都圏の人々にとって、「大阪維新の会」と名古屋の「減税日本」は、単なる同じような地域政党への熱狂に見えているように感じる。関西のマスコミでは、大阪維新の報道が連日流れている...
コラム

中小企業に冷たい大阪市政

問題意識私自身、全国で講習会を行う仕事をしているのだが、大阪市内では区民センターや市民学習センター等は存在するものの、東京都内に比して中小企業が“すぐ使える”公共チャネルが乏しいという実感がある。起業・スタートアップ支援の物理的拠点も、東京...
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