ucoでは、「進化する自治を構想する」をテーマに、様々な視点から自治のあり方や市政への反映の手法などを探っていこうと考えています。
その一つとして、シリーズで講座を実施していきます。
今回は、「大阪の未来を構想する」行財政編パート1として、大阪市政のスタートから現在までの行財政を振り返り、現在の大阪市をかたちづくってきた特性と、これからの大阪市政は何を根底とするのかを探る「大阪市行財政の軌跡とその特質を考える」を全5回で実施いたします。
長く大阪市の行財政にも携わってきた木村収先生を講師にお迎えしてお送りします。
第2回では、戦後の昭和20年代から高度経済成長期に至る数多くのインフラ整備や、大都市制度の導入を検討した地方自治制度の整備などを振り返り、1980年までの大阪市政を見ていきます。
講座内容
1 戦後大阪市の社会経済状況
(1) 戦災と終戦
(2) 風水害
(3) 地盤沈下
(4) 人口動態5
(5) 経済
2 新憲法と地方自治法の成立
(1) 特別市制をめぐる五大都市と五大府県の対立
(2) 教育制度の改革と実施
(3) 自治体警察の発足と大阪府警察への統合
(4) 自治体消防の発足
(5) その他
3 復興期の市政と税財政
(1)1950 年度からのシャウプ税制: 戦後地方税制の原型
(2)1954 年度税制改正~シャウプ税制の改変・修正
(3) 地方財政調整制度の確立と大阪市財政
(4) 復興期の市政の課題
4 復興期大阪市財政の推移
①推移の概要
②市政は語る
③その他
5 合併問題―第3 次市域拡張
6 大都市制度再論
●第1 次地方制度調査会答申要旨
●戦後の大都市制度をめぐる動向
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