[いしだはじめ]

コラム

出来はいいのに、何とも複雑な気持ちの冬野菜

6キロ超えはさすがによろこべない田辺大根最低気温が10℃を切り、空気も冬らしさを増してきた11月末ごろから、冬野菜の収穫も本格化しはじめた。大根、白菜、キャベツ、蕪など、20種類くらいの種や苗を、毎年8月末から9月にかけて播種や定植する。が...
レポート

市民と大阪市、その主張の違いと正当性

大阪カジノ住民訴訟で揺れる夢洲-7前回まで、夢洲カジノ裁判の全体像を整理してきた。2022年7月に提訴された第1グループの第1事件を皮切りに、第2グループによる第2事件、第5事件、第3グループによる第3事件、第4事件、そして2024年12月...
コラム

江戸時代、広大な新田で栄えた北河内の面影

江戸時代、大坂の東部で広大な新田開発が行われた。開発を行ったのは、東本願寺難波別院や大阪の商人たち。いまは広大だった新田の姿はないが、新田開発の歴史の面影を学ぶまちあるきに参加した。大東市は、大阪市の北東に隣接し大阪府下では「北河内」という...
コラム

その昔、舎人が神馬を牽いて通った御馬道を訪ねる

神話にまつわる伝承を現代に再現する「にんやか田邊」の人々古代難波の宮からその名が残る田邊郷に、神馬(しんめ)が往来したと伝わる御馬道(おんまみち)があった。田邊郷は、およそ現在の東住吉区と阿倍野区の一部(桃ヶ池町、長池町)を含むエリアで、大...
気候変動

COP30で日本は化石燃料の段階的廃止に反対

ブラジルのベレンで開催されていた国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)が先週11月22日に閉幕した。2020年以降、国際社会が気候変動対策にどのように取り組むかを規定した国際条約「パリ協定」(COP21)から10年の節目でもあり、これまで以上に高い水準を掲げる具体的な削減目標が設定されるか、また途上国への支援を含む気候災害対策のための資金提供の枠組みなど、高い目標で合意できるのかが注目されていた。しかし、合意はされたものの、最も注目されていた「化石燃料からの脱却に向けたロードマップ(工程表)」については合意できず、文書にも盛り込まれなかった。成果に乏しい会議だったというのが多くの見方となっている。
レポート

防災訓練のたびに募る災害時の避難所開設、運営への危機感

マニュアルあれど正解も安心もない避難所開設先日、自身が住む地域全16町会を含む地域活動協議会による防災訓練が開催された。昨年同様、各避難所となっている学校での避難所開設訓練に続き、全体での啓発イベントを行った。地域の災害救助部に所属している...
市民と市政

カジノ用地の賃料をアウトレットモール施設と比較して鑑定する異様

大阪カジノ住民訴訟で揺れる夢洲-6カジノ用地の格安賃料鑑定を行った不動産鑑定業者と個人を懲戒請求前々回、官製談合が疑われる「格安賃料」でカジノ業者優遇は市民財産のたたき売り―大阪カジノ住民訴訟で揺れる夢洲-4―でくわしく説明した通り、格安賃...
レポート

市民の財産権、教育自治を奪う行政の裏切り-4

高校財産の無償譲渡を議決をしたのか? 議員間に認識のズレ原告が行った市会の全議員へのアンケートから判明した議員間での認識のズレ控訴審にあたり、原告団は無償譲渡が違法であることを補強する新たな証拠や意見書が提示できないか考えていた。そうした中...
市民と市政

カジノ事業のために工事費用や土地使用料を肩代わりする大阪市

大阪カジノ住民訴訟で揺れる夢洲-5第3事件、第4事件までの経過2022年7月29日に第1事件(夢洲IR差止・損害賠償事件)の住民訴訟が提起されて以降、裁判の進行とともにカジノ事業の誘致や契約も着々と進行していった。2023年4月3日 第2事...
コラム

COP30と気候正義訴訟

世界の平均気温1.5℃削減目標を実現できる具体的数値は示されるか?2025年11月10日から21日の予定で、ブラジル連邦共和国・ベレンで国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)が開催される。日本時間ではきょう火曜日の午前から始ま...