[いしだはじめ]

コラム

指定管理者「応募ゼロ」が示すものは何か

ある意味、今の大阪的な事件大阪の象徴的な文化施設である大阪府立中之島図書館において、指定管理者の公募に対し応募がゼロであったという事実は、単なる一時的な不調ではなく、制度そのものの構造的な歪みを露呈した出来事である。大阪市:中之島図書館の指...
レポート

「南海トラフ地震臨時情報」が発表されたら・・・7

地震発生直後から数日後の避難者像から見る対策前々回の第5回では、まずワーキングクループの考える、大阪市内での被害状況についてくわしく見てみた。そしてライフラインを中心に、地震発生直後から1日後、3日後といった時間差による被害と復旧がどのよう...
コラム

海は誰のものか❶――日本の沿岸で進む「コモン」から「市場」への転換

かつて、日本各地の沿岸の海は地域の人びとが共有し、使い、守ってきた「コモン(社会共通資本)」だった。しかしいま、その前提が静かに変わり始めている。気候変動や海洋環境の変化による漁獲量の減少が注目される一方で、海の「使い方」そのものが制度的に...
進化する自治 vision50

「特別区」偽りの想定と幻想

「特別区」偽りの想定と幻想東京23区は都の約29%、大阪市は府の約12%にすぎない。この構造差により、同じ特別区でも自治の強さや役割は大きく異なる。制度は都市構造に合わせて設計すべきである。#東京と大阪の違い#都構想#特別区#大阪政治#統一地方選挙#自治設計#都市構造
コラム

「観られる前提」で設計されていない市議会

市民の話題に登らない市議会市議会という場は、本来、市民に最も近い政治の現場であるはずだ。国政でも府政でもなく、自分たちの生活に直結する意思決定が行われる場所である。にもかかわらず、その存在は驚くほど遠い。関心がないから遠いのではない。遠く感...
市民と市政

夢洲カジノ用地の「価格」は鑑定前から存在したのか?

「予定価格」は鑑定前に存在した?前々回では、夢洲IRカジノ用地の鑑定評価において、IRカジノ事業そのものが「考慮外」とされながら、その前提となるインフラは評価に含められていたという条件設定の問題を見た。前回では、複数の鑑定業者による評価額や...
コラム

100万年の子守唄を浴びてきた

水の音は記憶の奥で鳴っている100万年の子守唄を浴びるような場所がある
コラム

空気の設計—戦前と現在と。

既視感のある時代に立っている私たちイランとアメリカの緊張関係が報じられ、日本でも安全保障や国際情勢への関心が高まっている。その一方で、「戦前の日本と似ているのではないか」という言説も繰り返されるようになった。確かに、その感覚は間違っていない...
市民と市政

夢洲カジノ用地「鑑定価格の一致」は偶然か?

偶然では説明できない「鑑定価格の一致」不動産の鑑定評価と聞けば、多くの人は「専門家が客観的に価格を算定するもの」という印象を持つだろう。同じ土地であっても、評価者が異なれば将来予測や判断の置き方に違いが生じ、一定の幅が出るのが普通だ。ところ...
コラム

ウインドファームと地域の共生を再考する

―再エネは地域資源とどう共存するのか再生可能エネルギーの導入は、気候変動対策として避けて通れない政策課題となっている。日本は2050年カーボンニュートラルを掲げ、太陽光発電と並んで風力発電もその主力電源の一つとして位置づけられている。とりわ...