[いしだはじめ]

コラム

空気の設計—戦前と現在と。

既視感のある時代に立っている私たちイランとアメリカの緊張関係が報じられ、日本でも安全保障や国際情勢への関心が高まっている。その一方で、「戦前の日本と似ているのではないか」という言説も繰り返されるようになった。確かに、その感覚は間違っていない...
市民と市政

夢洲カジノ用地「鑑定価格の一致」は偶然か?

偶然では説明できない「鑑定価格の一致」不動産の鑑定評価と聞けば、多くの人は「専門家が客観的に価格を算定するもの」という印象を持つだろう。同じ土地であっても、評価者が異なれば将来予測や判断の置き方に違いが生じ、一定の幅が出るのが普通だ。ところ...
コラム

ウインドファームと地域の共生を再考する

―再エネは地域資源とどう共存するのか再生可能エネルギーの導入は、気候変動対策として避けて通れない政策課題となっている。日本は2050年カーボンニュートラルを掲げ、太陽光発電と並んで風力発電もその主力電源の一つとして位置づけられている。とりわ...
進化する自治 vision50

強い実装という選択へ

前回まで、大阪の選挙制度が実質小選挙区制に代えられてしまい、かつその制度が生む政治文化と、その土壌の上に成立した大阪の政治構造について見てきた。大阪では長く「強い政治」が支持されてきた。その強さとは、既存制度を壊し、新しい構造を作り直す力で...
進化する自治 vision50

枚方リデザイン 第4回

都市核再設計×合意形成ロードマップ枚方の議論は、空間設計だけでも、合意形成論だけでも前に進まない。必要なのは、空間の再設計と、決め方の再設計を同時に走らせることである。ここでは、「連結型シビックコア」という空間構想を、現実に落とすための三年...
コラム

「立場」を利用するポピュリズム政治

行政・政党・個人の立場を混同する戦略政治家がSNSを使って発信することは、いまや珍しいことではない。むしろ政治家が直接発信することで、有権者との距離が縮まるという側面もある。この手法は、米国のドナルド・トランプであり、大統領在任関係無しに、...
市民と市政

夢洲IRカジノ用地の「適正価格とは」

その不動産鑑定評価は「行政判断の根拠として使えるもの」だったのか「夢洲のカジノ用地の賃料は、あまりに安すぎるのではないか」この疑問が、市民の素朴な感覚を超えて、裁判で争われる問題へと発展するきっかけとなったのが、2022年秋の「しんぶん赤旗...
コラム

2040年、大阪の水は誰のものか

――橋本淳司『2040 水の未来予測』が投げかける問いすぐその先の未来にある水の危機水ジャーナリストの橋本淳司氏は、昨年『2040 水の未来予測』という小説仕立てにした。将来を見据えた水政策の提言書を出版した。この発刊を受けたインタビューで...
進化する自治 vision50

大阪を壊す「強さ」から「動かす強さ」へ

強さの方向転換小選挙区制の構造が強いリーダー像を求め、この構造がその期待に応えてきたことを前回までに述べた。では、現在の構造を否定せずに超える道はあるのか。結論から言えば、ある。それは「強さの方向転換」である。大阪は依然として強い改革を求め...
進化する自治 vision50

枚方リデザイン 第3回

再開発より先に設計すべきは「合意形成の構造」枚方の再開発議論が迷走している理由は、設計案の問題、移転案の不合理も内在しているが、本質はもっと手前にある。決め方が設計されていない。これが最大の問題である。私たちは第1回・第2回と、駅前か、市役...