大阪府・大阪市IR推進局が進めているIRカジノ計画。本計画の概要となる「大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備に関する計画」(案)に関する説明会と市民の意見を聞く公聴会が各地で開催されている。
IRカジノの用地として大阪湾の埋立地「夢洲」が予定されているが、昨年末よりマスコミ等で報道されている通り、用地開発や整備等で巨額の公金が投入されており、今後もさらに公金がつぎ込まれる恐れが出ています。
また、発表された計画案にしても、収支計画には杜撰な数字合わせの疑いがあったり、治安対策やギャンブル障害(依存症)対策にしても、おざなりで、とても対策と呼べるものではないことが多くの市民や識者から指摘されています。
今後、2月10日から始まる大阪市議会、2月24日から始まる大阪府議会において、IRカジノ計画案の審議・採決をはじめ、用地開発や整備等に係る予算についての審議・採決が行われます。
UCOでは、今月末から本会議採決が行われる3月下旬までの間、IRカジノに関する問題点や行政の進め方に関する問題点など、住民をわきにおいて巨大な開発を進めようとしている現在の大阪行政について、識者や市民団体、住民の声を連続して掲載する「カジノ誘致問題キャンペーン」を実施します。
第1回は、桜田照雄阪南大学教授に、夢洲の土壌問題について語っていただいた。