「身を切る改革」という幻想

身とは誰の身だろう

維新ファンの方には申し訳ないのですが、彼らが維新ファンとなる大きな理由のひとつが「身を切る改革」です。公務員をカットし、公務員給与をカットし、様々な補助金をカットし、自らの議員定数もカットし、議員給与もカットする。
これまで議員や議会がやってきた公務員を守ったり、手厚い補助金を出そうとしてきましたが、真逆のこの自己犠牲的なパフォーマンスに、お上が大嫌いな大阪人は喝采し、支持してきました。
その一方で、維新の会の不祥事は絶えません。会計のごまかしから詐欺、市長室へのサウナ持込、職員への恫喝、まるで犯罪者集団のような面も多々あります。
でも今回のコロナ禍は、万人に起こっている災害です。この時に、維新はどのような対応をしているのか。それを観れば、本当は誰の「身を切る改革」なのかは明快です。

政府与党も維新の会も持っている特権意識

立憲民主党の羽田議員、そして今回は自民党府議の父親、コロナに罹患しても正規ルートで医療を受けていて手遅れで亡くなっています。ところが自民党石原議員、維新の会府議は、すぐさま入院できました。
これが全てなんだと思います。
公務員・公務員給与・様々な補助金も自らの議員定数も議員給与も「身を切る」と言いながら、小さな政府を作る為政者には痛くもかゆくもないわけです。ですが本当の危機、身を切らねばならないとき、その時に市民に容赦なく自らを守ります。それがこの小さな政府の為政者の本質なのではないでしょうか。
つまり自らは、小さな政府の内側に存在している特権意識を持っているわけです。

自分自身を守るのは当たり前

私自身が、もし利権側にいたら、もし医者に弁護士に知り合いがいたら、全力でそのルートにお願いして、コロナ対応の病院を探すと思います。無理矢理にでも入れてもらいたいと思うでしょう。
だから、そのことについて、とやかくは言いません。自らの命や家族の命を守ろうとするのは当然のことです。

ならば「身を切る改革」って言うな。

言うなら、その矜持を持て。そう思います。
松井氏、吉村氏は、この件については、「まぁ見つかってまずかったよなー」くらいのことなのではないかと思います。「でも府市民はすぐ忘れるからなー。」程度だと考えているでしょう。そういう意味で、「維新という幻想」として書き残しておきます。

そんな中、府は4月30日、「大阪維新の会」の中谷恭典府議(67)がコロナに感染し、入院したと発表。府議は27日に市立柏原病院で陽性反応が確認され、藤井寺保健所に連絡。いったん、「自宅療養かホテル療養になる」と言われたが、再び保健所から電話があり、市立柏原病院へ入院するよう伝えられたという。

藤井寺保健所の担当者がこう説明する。

「医師の所見に基づいて入院調整をかけたところ、入院することになりました。医師が早期の入院が必要だと判断したということです」

当時、府では自宅や宿泊療養、入院調整中の感染者が1万5829人おり、4月末までに12人が治療を受けられないまま、自宅などで亡くなっていた。

中谷府議が即日入院できたことを伝え聞いた保健師たちは、「そんなこと普通はあり得へん」と声を揃えたという。何か特別な力が働いたのかどうか。

yahooニュースの「日刊現代」記事から引用

 

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