【2021.06.05号】本渡章さん主催「古地図サロン」

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ユーシーオオサカ通信                    2021年6月5日
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本渡章先生主催「古地図サロン」

本渡章先生主催「古地図サロン」に参加

大阪市のはじまりは、4つの区ができた時から。
いまから約150年前の明治12年(1879年)、東区、西区、南区、北区の4つの区が誕生しました。ここから大阪の発展の基礎ができ、その後の様々な歴史を生むことになります。大阪市が誕生する20年前の出来事です。
この度、本渡章さんの「古地図でたどる大阪24区の履歴書」が上梓されました。現在の大阪24区の成り立ちや歴史、またそれぞれの区の文化や重要なスポットが紹介されています。しかし、最も重要なことは、4区から始まった大阪市がどのような経緯で現在の24区となり、大阪市の産業発展の変遷が各区の成り立ちや歴史に現れているところです。
大阪府内に4つの区が生まれ、その後大阪市が誕生。1930年代、「東洋のマンチェスター」と呼ばれるほどの経済発展を迎えた大大阪時代を経て、大阪大空襲によりまさに焼け野原となった1945年。高度経済成長期に行われた大阪万国博覧会を迎え、その後の企業の本社流出やグローバル化の波を受け、衰退ともいえる状況を迎えた大阪。
成長の継続という幻想を振りまきながら、この10年間、まともな経済政策を打てず、大阪の土台を支える中小零細企業に対する支援もせず、また文化政策についても全く予算らしき予算を出さず、ただ放置していたと言っても過言ではないのが大阪の行政の実態です。
その間、都構想や総合区などただひたすら行政改革を掲げながら、何一つ改革らしきことは行われることはありませんでした。
いま、人口減少時代を迎え、大阪のまちづくりは大きな転換点を迎えています。従来通りの、ひたすら人を呼び込み、大開発を行う成長戦略が通用するような生易しい時代ではありません。これまで行われてきた分区とは逆に、人口に合わせた合区が必要になることも考え、また、市や区の歴史や文化を熟考しながらの新しい経済行政、文化行政を必要としています。
本渡章さんは、古地図研究のスペシャリスト。これまで「図典『摂津名所図会』を読む」をはじめ古地図をキーとした大阪にまつわる歴史、文化を解き明かした著作が多数あります。
ユーシーオオサカでは、本渡章さんを大阪の文化と歴史、またその成長の歴史の語り手としてお招きし、150年の大阪の足跡をたどりながら、NEXT OSAKAを考えていきます。

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