大阪維新の会は、橋下徹氏が立ち上げた政治団体ですが、彼のルサンチマンが大きく影響していると感じています。
恨み(の念)。ニーチェの用語では、強者に対し仕返しを欲して鬱結(うっけつ)した、弱者の心。
彼は弁護士として活動する上で、このルサンチマンの利用の仕方を誰よりも深くマスターしたのだと思います。誰の恨み妬みを利用すれば、カネや人が動くのかを熟知しているのではないかと思います。
格差が広がり、固定化、拡大している現状において、世の中はさらに不安定となり、「妬みを煽る」構造はさらにもてはやされるわけです。
税金を使う公務員は妬みの対象。税金を使う公共事業はできるだけカットすべし。
カットした費用は万博の穴埋めに使われ、大阪市の財産は売り払われ、人的資産も資源ももうガタガタになりはじめているんですが、「妬みを存続させるために、妬み続けさせる」手法がまかり通っているんです。
もう既得権益という言葉を使わなくなってきた維新。そのまま既得権益は維新の会そのものだからです。
大阪市が解体されてそんなに楽しいですか。みなさん。