ショック・ドクトリン〈上〉――惨事便乗型資本主義の正体を暴く
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ナオミ・クライン著作。
本書は、アメリカの自由市場主義がどのように世界を支配したか、その神話を暴いている。ショック・ドクトリンとは、「惨事便乗型資本主義=大惨事につけこんで実施される過激な市場原理主義改革」のことである。アメリカ政府とグローバル企業は、戦争、津波やハリケーンなどの自然災害、政変などの危機につけこんで、あるいはそれを意識的に招いて、人びとがショックと茫然自失から覚める前に、およそ不可能と思われた過激な経済改革を強行する…。ショック・ドクトリンの源は、ケインズ主義に反対して徹底的な市場至上主義、規制撤廃、民営化を主張したアメリカの経済学者ミルトン・フリードマンであり、過激な荒療治の発想には、個人の精神を破壊して言いなりにさせる「ショック療法」=アメリカCIAによる拷問手法が重なる。
新自由主義が災害時にどのように便乗してその刃を市民に向けるのかということが赤裸々に綴られた実話レポートです。
今の日本のコロナ禍による状況は、まさにこの状況に近い。そしてそれに対処する新自由主義手法は維新のめざす政治です。
上下間があり、読み応えというよりは、読むのが大変な書籍ですが、ミュニシパリズムを考える上では必読の一冊です。
アメリカのようになる前に、大阪府市民は早く気がつくべき。
#ストップ維新 #橋下徹 #広域一元化条例