従来、右VS左と言えば、保守VS革新であった。
保守的な伝統を守る政党VS新しい政治を展開しようとする革新政党。
では維新は、どこに居るのか。
保守的なら文楽などの伝統文化は守るはずだし、革新政党なのであればIR万博等の大規模開発で市民お暮らしがよくなるとは思わないはずである。
つまり、保守でも革新でもないポジションにいる。右でも左でもない位置にいるのが維新なのである。
かつ「おおさか維新の会」というように「地域政党」である。
その曖昧かつ大阪愛の幻想の中で、旧来の自民党には入れたくない、かといって立憲民主党は全く魅力がない、共産党はきらい、という大多数の層の受皿になっているのが「おおさか維新の会」なのである。
積極的というよりは、消去法的に、何かやってくれるかもしれない若干の期待感を持って、また橋下徹という熱狂的カリスマをベースに、維新で10年大阪府政市政が続いた。
大阪都構想は2度にわたって拒否したにもかかわらず、選択肢としては維新しかないとおもわされている状況なのである。
その維新は、大阪市立住吉病院を廃止し、生野区の小学校を12校から4校にし、市立高校は全て府に無償移管し、大阪府立大学と市立大学は、大阪公立大学に無理矢理合併させられた。
公園は、商業施設を入れて運営し、地下鉄は大阪メトロとして民営化された。ありとあらゆる公共はズタズタになっている。典型がコロナ対応だ。
ホンマにそれでええんか。大阪府市民。
#維新 #コロナ禍 #幻想