NEXT OSAKAを考える新企画 本渡章の「古地図でたどる大阪の歴史」~「区」150年の歩み 序章


今年6月に本渡章氏の古地図サロンを記事として紹介しました。
UCOでは、NEXT OSAKAを妄想するベースとして、大阪市の辿ってきた道のりを再検証する企画を進めています。その一つが大阪市を形作ってきた歴史を、その土地の成り立ちと経済、文化など様々な要素を持った「区」から見つめ直そうという試みです。

幕末の大阪の中心地であった「大坂三郷」を基礎としながらも、3つではなく「北区」・「東区」・「南区」・「西区」の4つの区から始まり、近代化や戦後復興、人口爆発を経て現在の24区となった経過を「区」の成長(=大阪市の成長)という視点から描かれた「古地図でたどる大阪24区の履歴書」に触発されたテーマです。

平成を期に人口減少に転じ、持続可能社会の達成に向けて脱炭素化やエネルギー転換など経済の土台そのものの大転換を迫られている現在。政府や社会が唱える「成長」に、これまでと同じような意味が持たせられることはないのではないか、という疑問を持っています。同様にこれまでの成長エネルギーで発展していた大阪も、今後はこれまでとは違った、次の世代に引き継ぐにふさわしい「成長」の形があるのではないかとイメージします。

現在に至った24区には、それぞれ出来上がった理由があるとともに、その土地その土地の文化と歴史が息づいて町が形作られています。「区」と「市」の関係も、今後避けては通れない合区についても、単なる数合わせや人口比といった、地図の上に線を引くようなことではなく、これまで辿ってきたまちのあり方にふさわしい未来の描き方があるのではないでしょうか。
まちを形作っている土地の持つ力、そこに息づく人々、歴史、文化がモザイクのような組み上げられた「区」と「市」が築く未来をみんなで描いてみるという試みです。

8月は、その第一章をお送りする予定です。
まずは序章として、本渡章氏のメッセージをご覧ください。

「古地図でたどる大阪24区の履歴書」
著者:本渡章、出版:140B、定価2,200円+税

をお買い求めいただけるとさらに楽しめるはずです。

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